ひばり野のなかま達 こども食堂に寿司職人!? 山大商事が出張調理 平塚市

山大商事のスタッフ(左)と利用者たち

こども食堂等を運営する「ひばり野のなかま達」(大畑正子代表)が5月27日、中原公民館でこども食堂を開き、冠婚葬祭の仕出し料理を手がける山大商事(野原彰二代表取締役社長)の協力で寿司などを振舞った。29日には南豊田でも実施され、計80人以上の利用者が舌鼓を打った。

当日は同社から出張してきた職人たちが目の前で握ったマグロ、サーモン、エビの寿司に加え、五目ちらし、サラダ、うどんにデザートも添えられた。食材はこども食堂に寄せられる寄付や食材を利用したもの。同社も調理過程で出る端材などを提供し、特別なメニューをこしらえた。

家族と訪れた12歳の男児は「職人さんが目の前で用意してくれて驚いた。どれもおいしい」と目を輝かせていた。

少し特別なメニューを

きっかけは同社の親会社・平安レイサービスの山田雅孝相談役が、平塚西ロータリークラブの会合で大畑代表の夫・直裕さんと意気投合したこと。「こどもたちに喜んでもらえれば」と今回の企画に至った。

野原代表は「こどもの日に向けて準備していたが少し遅くなってしまった。普段外部との関りが少ない当社が力になれるのはうれしい。いつもと少し違う料理を楽しんでもらえれば」と話した。

大畑代表は「食材の寄付をはじめ、たくさんの地域の方々の協力でこども食堂は成り立っている」と感謝を述べ、「これからの時代、色々なニーズに合わせて必要な方に支援が届くようにしたい」と思いを語った。

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