木村彩子のモチベーション 『マセラティ』の次のターゲットは…

木村彩子は今大会で優勝して愛車2台目を狙う(撮影:佐々木啓)

<ニチレイレディス 事前情報◇13日◇袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コース(千葉県)◇6584ヤード・パー72>

6月14日から袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コースで開催される「ニチレイレディス」を前に、木村彩子が精力的に調整を行っている。

「今の調子はそれほど悪くなくていい感じなんです。ドライバーのヘッドを4年ぶりくらいに新調して『エピック SPEED』から『パラダイム Ai SMOKE ◆◆◆』に変更して飛距離が伸びたので、そのおかげでセカンドで短い距離で打てるようになり、チャンスの数が増えたのが要因ですね」

今オフに行ったスイング改造も飛距離がアップできた要因という。
「元々トップの位置が低くなりやすかったんですけど、高いトップにしてなるべく上から打ち込めるように意識しました。そうするとラフからでも打てるようになったんです。低いトップだと、そのまま下から入ってしまい、ラフとかでも全然打てなかったんです」。

ショット好調ではあるが、現在の課題はパターだと語る。「あとはパッティングが入ってくれたらと思うのですが、打ち方なのかラインが読めていないのか、まだ感じをつかめていないので、そこを今大会は頑張りたいですね」とグリーン上が好成績のカギを握る。

木村と言えば、女子プロ屈指の車好きとしても有名。2022年には優勝賞金で約2300万円を支払って『マセラティ レヴァンテ』を購入している。何とか今季も年間2勝を挙げて新車購入を狙っている。

「『ランボルギーニウルス』が今は一番欲しいです。高級車ですけど、SUVでめちゃくちゃカッコいいんです。エンジン音がすごくてそれもいいなと…。ただ、もう一台車を買うのはバカかなと自分でも思うのですが…」

新車ゲットこそ木村が頑張れるモチベーションともなっている。新車購入の資金ゲットなるか? 春先に3度のトップ10があるものの、以降は調子が上がっていない。モチベーションと好調なショットで、2年ぶりの優勝を目指す。

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