毒グモのセアカゴケグモ、広島県福山市で相次ぎ確認 一部地域で定着か

大門町などで見つかっているセアカゴケグモ

 特定外来生物のセアカゴケグモが5、6月、広島県福山市大門町で相次いで見つかった。市内では2014年の初確認以降、一部地域で定着している恐れがある。毒があり、かまれると腫れや痛みなどの症状が出るため、市は「決して素手で触らないでほしい」と呼びかけている。

 セアカゴケグモはオーストラリア原産で、毒のある雌の体長は約1センチ。黒い体で腹部に赤い模様があるのが特徴で、かまれると発汗や吐き気などの症状が出ることもある。

 大門町6丁目の坂里公園では5月上旬、地元の町内会有志が遊具のペンキ塗りをしていた際、1匹を発見し駆除。市によると、今月4日にも2匹見つかった。

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