小山の緑地にホタル飛来 見守る会「例年は6月末まで」 町田市

片所谷戸に生息するホタルの光跡=6月7日撮影=

小山片所谷戸緑地(小山町)でホタルが飛来する季節を迎えている。

5月に初見

見守る「小山のホタルと自然を守る会」の齋藤孝行さんによると、今年は5月25日に初見があったといい、以来、午後7時30分から8時ごろにかけて光を放つホタルを確認することができるという。齋藤さんは「ここのホタルはゲンジボタル。例年6月末まで確認することができる。8時ごろが一番多く光るホテルが集まり、深夜には確認することができなくなるんです」と説明する。

ギャラリーも

7日には暗闇のなか、8時前にぽつぽつと光の点灯が始まると、2、3頭――とその数が増えていき、地域住民らギャラリーも多く顔を見せることに。自由気ままに飛びまわるホタルに「きれい」「ここにもいる」など、感嘆の声があがった。

「見てもらいたい」

同地は多摩境駅から500mほどの住宅街内に位置し、春には絶滅危惧種のタマノホシザクラが咲くなど、町田市でも自然が残る地となっている。

齋藤さんは「皆さんがホタルを鑑賞しやすいように、当会で緑地の草刈りなどを行った。多くの方に見てもらいたいと思う」と呼びかけている。ホタルの状況については同会HPで確認することができる。

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