中国初の「ゼロカーボン砂漠道路」、累計発電量500万kWhを突破

中国初の「ゼロカーボン砂漠道路」、累計発電量500万kWhを突破

  【新華社ウルムチ6月13日】中国新疆ウイグル自治区のタリム砂漠道路ゼロカーボンモデルプロジェクトは、グリーン(環境配慮型)電力の累計発電量が10日までに500万キロワット時を超えた。

 エネルギー大手、中国石油天然気(ペトロチャイナ)傘下の中国石油塔里木(タリム)油田が手がけた同プロジェクトは2022年6月に稼働した。道路両側に太陽光発電施設86カ所を新設し、井戸109本から地下水をくみ上げて沿道の防護林3100ヘクタール余りに給水するポンプの動力を得ている。

 タリム砂漠道路は1995年に開通した。全長は522キロ、流動性砂漠を貫く標準規格を満たした道路としては世界最長となる。両側には436キロにわたる防護林が植えられ、道路を風砂から守っている。(記者/宿伝義)

© 新華社