猫がいる部屋の気になるニオイ…今すぐできる4つの消臭方法 トイレや嘔吐…原因ごとにやるべきこと

1.猫トイレの掃除を行う

猫のいる部屋のニオイで特に気になりやすいのが、猫トイレのニオイです。肉食動物である猫の排泄物にはタンパク質がたくさん含まれていて、空気に触れると独特の強いニオイを放ちます。

猫がトイレに入った後はこまめにウンチやオシッコを取り除き、トイレ回りもウエットティッシュで拭きとりましょう。できれば、猫が排泄するごとに排泄物のついた猫砂を捨てるのがベストですが、最低でも1日に2回ほど掃除してください。

少なくとも月に1回を目安に猫砂を全て取り替え、猫トイレ本体の丸洗いも行ってください。空気中の湿気を吸った猫砂は固まりにくくなるだけでなく、雑菌が繁殖しやすくなり臭いの原因にもなるのです。

定期的な猫トイレの掃除とこまめな換気を心がけることで、部屋のニオイを軽減できますよ。

2.消臭スプレーを使う

猫がカーペットや壁などの簡単には洗えないものに愛猫が粗相やマーキング、嘔吐をしてしまった時は、消臭スプレーを使うことでニオイを軽減できます。

市販されているペット用の消臭スプレーも効果的ですが、身近にあるものを使って作るのもおすすめです。

粗相やマーキングの臭い消しには、200mlの水に対して5グラム(小さじ1)の「クエン酸」を入れて40倍に薄めたクエン酸スプレーを吹きかけて乾かすことで、独特のニオイを抑えます。

嘔吐の場合は、500mlの水に4~5グラム(小さじ1)の「重曹」を溶かした重曹水スプレーも効果的です。嘔吐した部分が濡れるように吹きかけ、キッチンペーパーなどで水分を吸い取っていくとニオイ消しができます。

3.フードの食べ残しはすぐ片づける

猫がご飯を食べ終わった後、ずっと片づけずに置いていると部屋にニオイが広がってしまいます。特にウエットフードは傷みやすく雑菌の温床となり、フードの酸化や劣化にもつながるので放置はやめましょう。

日中留守にする時間が長い場合は食べる分だけを適切なタイミングで与えられる自動給餌機を使用し、こまめにお世話ができるならば猫が食事を終えたら食べ残しはすぐに処分するなどの対策を取ると良いです。

雑菌が繁殖したフードはニオイだけでなく猫の体調不良の原因にもなりますので、食べ残しはすぐ片づける癖をつけておくようにしましょう。

4.定期的に猫のお手入れを行う

部屋のニオイの原因の1つに、何らかの要因で猫の体臭が出てしまっている可能性も考えられます。

猫は基本的にほとんど体臭はしませんが、

  • グルーミング不足
  • 口腔ケアの不足
  • 肛門腺分泌液が溜まっている
  • 目やにや耳垢が出ている

というような理由で体が臭くなってしまうことがあるのです。

特にグルーミング不足や口腔ケア不足は、飼い主がきちんとブラッシングなどのお手入れをすることで改善につながる場合がありますので、猫の様子を見ながら行いましょう。

場合によっては皮膚や口内の状態が悪化しているケースもありますので、普段と異なる点があれば動物病院を受診してください。

まとめ

今回は、猫がいる部屋の気になるニオイを今すぐ消臭する方法について解説しました。

部屋のニオイが気になる場合は、猫トイレやトイレ回りの掃除や換気をこまめに行っているか、フードの食べ残しを長時間置いていないか、猫に対してブラッシングや歯磨きなどのケアが不足していないか等を確認してみてください。

ニオイの元が洗えないものへの粗相やマーキング、嘔吐である場合は消臭スプレーを使うなどして臭いを抑えましょう。

日頃から部屋のニオイに気を付けて対策しておくと、急な来客にも焦らず対応できますよ。

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