Jabraがコンシューマー向けイヤホン事業を縮小へ。海外発表

GNグループは、Jabraブランドの完全ワイヤレスイヤホン「Eliteシリーズ」、およびヘッドセット「Talkシリーズ」の製品ラインを徐々に縮小することを海外発表した。

同社は、コンシューマー向けイヤホン分野への投資について、「競争の激しい分野における将来の技術革新と成長のために必要な投資は関連リスクを考慮すると、長期的に正当化されない」と判断。同分野の縮小に伴い、今後は補聴器や、ゲーミング、エンタープライズ事業など「収益性の高い成長と強力なリターンを実現できる魅力的な市場に集中する」としている。

完全ワイヤレスイヤホンは、本日グローバル発表された「Elite 8 Active Gen 2」「Elite 10 Gen 2」(いずれも国内未発表)を最終モデルとし、対象製品の在庫削減を2024年末までに進めるとのこと。その一方で上記2モデルの継続販売と、既存製品のサポートを今後数年間引き続き提供していくとアナウンスしている。

本件について、GN Store Nordのピーター・カールストロマーCEOは「完全ワイヤレスイヤホンの分野では、世界的なシェア拡大を牽引できたが、他事業と比較すると投資収益率を生み出すことはできないと判断した」と説明。「エリートやトークの製品ラインを支えてくれた小売パートナーや、私たちを生活の一部にしてくれた消費者の皆さんに大変感謝しています」とのコメントを寄せた。

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