テスラ株主、560億ドル報酬案を承認へ マスクCEOが投稿

[12日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は12日、現在行われている株主投票で560億ドルに上る自身の報酬案とテキサス州への法人登記移転案が大差で承認される見通しだとXに投稿した。

最終結果は13日の株主総会で発表される。集計に詳しいある関係者は、大口の機関投資家と個人投資家の賛成票が半数を超えたと述べた。

報酬案は2018年の株主総会で承認されたが、その後に一部の株主が高額すぎるとして取り消しを求めて提訴。デラウェア州衡平法裁判所は今年1月、原告側の主張を認めて取り消しを命じていた。

このほか、取締役であるマスク氏の弟キンバル氏とジェームズ・マードック氏の再任などの議案についても投票が行われた。

報酬案を巡っては、ノルウェー政府系ファンドやカリフォルニア州の2大年金基金など一部大株主が過大だとして反対する意向を示していた。一方、取締役会は、売上高や利益率に関する野心的目標を全て達成したとして報酬案は妥当だと主張していた。

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