令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選 準決勝 流通経済大柏 vs 日体大柏

流通経済大柏、日体大柏を2-0で下し全国王手
ゴールに喜ぶ流通経済大柏

 6月12日、令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選の準決勝第1試合が東総運動場で行われ、流通経済大柏日体大柏を2-0で下し準決勝を突破した。16日に開催される決勝では市立船橋との高円宮杯 JFA U−18サッカープレミアリーグ2024 EAST勢対決に臨む。

【フォトギャラリー】流通経済大柏 vs日体大柏

 ファイナル進出をかけた一戦は、試合開始序盤から激しい攻防が展開される。流通経済大柏は準々決勝で2ゴールを決めていたFW10柚木創(3年)が23、26分と連続してシュートを放つと、対する日体大柏もMF19小泉ハーディ(2年)がPA内に侵入し左足シュート。37分にも小泉が自ら獲得したFKを直接狙うも惜しくも枠外へ外れた。

流通経済大柏MF7和田哲平

 そんななか、試合は前半終了間際に動く。流通経済大柏はMF7和田哲平(3年)がFW19粕谷悠(3年)とのワンツーで抜け出し、右足でファーサイドのゴールネットに突き刺した。「今まで点が取れていなくて、チームに迷惑をかけていた。ゴールを決めることができて嬉しかった」という和田のゴールで前半を折り返す。

 エンドが替わった後半。再び和田がゴールネットを揺らす。後半3分、MF14飯浜空風(3年)がボールを持つと和田が相手DFの間に入り込みパスを受け、左足を一閃。ゴールネットに突き刺した。

 2点のビハインドとなった日体大柏は反撃を試みるも、ここまで無失点で勝ち上がってきた流通経済大柏のGK1加藤慶太(3年)、DF3富樫龍暉(3年)、DF4那須琉世(3年)を中心とした堅いディフェンス陣を崩せず。後半はシュート0に封じられた。

 結局、流通経済大柏が2-0で勝利を収め決勝進出を決めた。2ゴールを決めた和田は「市船を倒して全国に行きたい気持ちが強い。去年は1回も勝ててないし、次は自分が決めて3-0で勝ちたい」と決勝への意気込みを語った。

(文・写真=古部亮)

© サッカードットコム株式会社