中国の端午節連休、新疆ウイグル自治区への観光客数11.3%増

中国の端午節連休、新疆ウイグル自治区への観光客数11・3%増

5日、新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州タルバガタイ地区沙湾市にある鹿角湾風景区を散策する観光客。(ドローンから、沙湾=新華社記者/丁磊)

 【新華社ウルムチ6月13日】中国新疆ウイグル自治区文化・観光庁はこのほど、端午節連休(8~10日)に自治区が受け入れた観光客は前年同期比11.3%増の延べ568万5800人、観光収入は25.9%増の57億5700万元(1元=約22円)だったと明らかにした。

 人気ドラマ「我的阿勒泰(To the Wonder)」の影響を受け、阿勒泰(アルタイ)地区は人気の旅行先となり、連休期間中の観光客数は42.6%増の87万2300人に上り、観光収入は48.5%増の7億4200万元となった。中でも、禾木風景区と白哈巴風景区が特に人気で、受け入れ可能な上限に迫るほどだった。

 「無形文化遺産と観光の融合」が特に好まれた。「文化・自然遺産の日(6月二番目の土曜日)」と連休が重なったことから、自治区各地が伝統民俗や民間芸術を博物館、美術館、図書館など文化的空間に取り入れ、連休期間中に、無形文化遺産関連のオンライン・リアルイベントを201回開催し、延べ63万3千人以上が参加した。

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