「約束破れるはずない」 副知事再任「任期1年」で群馬・山本知事 

山本一太知事

 群馬県の宇留賀敬一前副知事の再任を巡り、山本一太知事は13日の定例記者会見で、宇留賀氏の任期を1年に限るとする妥協案について「これまでの経緯を反省し、最大限の譲歩をした。ぜひ再任を認めていただきたい」と述べ、議会側に理解を求めた。

 妥協案は12日の県議会全員協議会(全協)で、知事が各会派の県議に説明した。

 全協では、「任期1年」をどう担保するかが議論となった。山本知事は会見で、県議やメディアの前で明言したことだとして「約束を破れるはずがない。知事の政治生命を懸けての約束だから、信じていただきたい」と強調した。県議会と文書を交わす考えも示した。

 宇留賀氏の続投が必要な理由として、重要なプロジェクトが道半ばだとして「本格軌道に乗せるまでは宇留賀さんにサポートしていただきたい」と述べた。

© 株式会社上毛新聞社