暴走のパヘスが“反省会”、指揮官ら3首脳が参加 指揮官は責めず「叱責すべきではない」

本塁憤死の判定を巡り抗議するドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:荒川祐史】

痛恨暴走のパヘスがロバーツ監督、イーベル三塁コーチらと反省会

■レンジャーズ 3ー2 ドジャース(日本時間13日・ロサンゼルス)

ドジャースは12日(日本時間13日)、本拠地・レンジャーズ戦で2-3で惜敗した。2点差の9回にヘイワードの右中間二塁打で一塁走者・パヘスも同点生還を狙ったがタッチアウトに。ディノ・イーベル三塁コーチの制止を振り切っての走塁だったが、デーブ・ロバーツ監督は「学ぶべき経験だし、すでに少し話し合いをした。ストップサインを見たら止まらないといけないと決められている。だけど、外野を見て積極的に走らないといけない。彼はそれをやった」と責めることはしなかった。

ヘイワードの右中間二塁打を中堅・タベラスがファンブル。パヘスは一気に三塁を蹴ったが、本塁でタッチアウトとなった。「明らかに止めようとしていたディノ(イーベル三塁コーチ)の指示を守らなかっただけだ。でも、完璧な送球と中継プレーが必要だったし、(相手が)本当に素晴らしいプレーをした」。ロバーツ監督はレンジャーズの連係プレーを称えた。

試合後、パヘスとイベール三塁コーチ、マッカロー一塁コーチが話し合いを行った。「間違いなく叱責すべきではない状況だ。勉強の時間という感じだ。(話し合いの中身は)彼が見た状況を話していた。外野手がもたついていたこと、全速力で走っていたということ。ディノの指示が分からなかっただけだ。この経験を通じて、学んでくれるだろう」。未来ある23歳新人の今後の成長を期待していた。(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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