【なぜ?】最近増えている国番号「+674」からの電話 これに日本から遠く離れたナウル共和国の公式Xが自虐投稿「皆さんには急に国際電話をかけるナウルの古い友人がいますか?観光日本事務局ですらかかってきたことない!」

日本から遠く離れた島国の「ナウル共和国」の政府観光局が、公式Xで自虐投稿をし日本国民に拡散を求めています。一体ナゼなんでしょうか?

ナウル共和国ですが、首都はヤレン。オーストラリアの北辺りにあり、日本からの直線距離は約5000km、面積は21.1㎢と東京都の品川区とほぼ同じです。人口は約1万2000人だということです。

そして、ナウル政府観光局が公式Xで投稿したのが、次の内容。

「+674ナウル国番号は詐欺電話」と題して「また増えてます!+674ナウル国番号から始まる国際電話に出ないでください! 基本的に詐欺電話です(怒) 皆さんには、急に国際電話をかけてくるナウルの古い友人はいますか?観光局日本事務所ですらかかってきたことないですよ!拡散のほどよろしくお願いします」

この自虐的なメッセージが、いまSNSでバズっているといいます。

番組がナウル共和国政府観光局・日本事務所の担当者を直撃してみると…

Q.なぜ注意喚起を行ったのですか?

(ナウル共和国政府観光局・日本事務所 担当者)

「Xを見て、ナウル国際番号から迷惑電話が集中的にかかってきていることが分かった。実際に被害が出ないように注意喚起した」

Q.ナゼ自虐…?

(担当者)

「多少のユーモアがないと拡散しないので意味がないからです」

実は、ナウルの公式Xは今までも自虐投稿で度々話題なっています。「ナウルは山手線に入りますか」という質問に、「入る」。「マクドナルドある?」という問いには「隣の国にある」。さらに、「【速報】ナウル共和国への2023年の日本人観光客は23人と判明。前年比23人増となった」などと投稿していて、2024年6月6日現在、フォロワー数が約49万人に上るといいます。

何故、ナウル国番号からの迷惑電話が多いのか?迷惑電話などを調査している「トビラシステムズ株式会社」によると、「2024年の4月に従来の特殊詐欺で使われていた『050番号(IP番号)』契約時の本人確認が義務化」したため、犯罪グループは国際電話に移行したとみられています。

しかし、「その犯罪グループが必ずしも発信元の国にいるとは限らない」ということで、「発信元番号の偽造の可能性」や「国際電話番号を取得できるサービスを使って日本国内から電話の可能性」などもあるということです。

X内では、ナウルの国番号『+674』は「ムナシ」と覚え、『この番号からかかってきたら危ない』、とみな注意しているそうです。

(「情報ライブミヤネ屋」2024年6月7日放送)

© 株式会社ytvメディアデザイン