エミネム、「When I’m Gone」MVのYouTube再生数が10億回突破

エミネムが、ニュー・アルバム『The Death of Slim Shady (Coup de Grâce)』のリリースに向けて、また新たな記録を達成した。彼の輝かしく長いキャリアの証として、2005年の「When I'm Gone」ミュージック・ビデオのYouTube再生数が10億回を突破し、ビリオン・クラブ入りを果たした。

「When I’m Gone」は、彼のコンピレーション・アルバム『カーテン・コール:ザ・ヒッツ』のリード・シングルとしてリリースされた。この曲でエミネムは、自身の家庭が崩壊しつつあった頃の家族の絆についてついて深く切り込みながら、切々と語っている。

エミネムとルイス・レストが共同プロデュースした同曲は、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で8位を記録し、オーストラリアのチャートでは首位に輝いた。感傷的なミュージックビデオはアンソニー・マンドラーが監督し、アルコール依存症者の自助グループの会議のような場面から始まり、ボクサーのタリック・サルマシも出演している。MVでは、女優たちがエミネムの娘ヘイリーと元妻キムの役を演じており、彼がステージでパフォーマンスするシーンは『カーテン・コール:ザ・ヒッツ』の公式ジャケット写真として使用されている。

同作は、米デトロイトのレジェンド、エミネムがYouTubeで10億再生のマイルストーンを達成した7作目のミュージック・ビデオとなり、ソロ名義では6作目となった。今年5月、「Love the Way You Lie」「Without Me」「Not Afraid」「Rap God」、そしてエイコンとのコラボ「Smack That」に続いて、2004年にリリースされた「Mockingbird」も10億回再生を突破した。

『カーテン・コール:ザ・ヒッツ』は2005年12月にリリースされ、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で首位を獲得した。【第43回グラミー賞】でエルトン・ジョンと共に披露した「Stan」のライブ・パフォーマンスや、「Fack」やネイト・ドッグが参加した「Shake That」といった新曲を収録した同作は、2022年に米レコード協会によりダイヤモンド認定を受けた。

最近でも、エミネムは勝利を積み重ね続けている。彼のシングル「Houdini」は“Hot 100”で2位に初登場し、この10年で最高のチャート・デビューを収めた。

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