佐賀北と唐津商中心、鳥栖工の144キロ右腕・松延響も注目 開幕戦で辻発彦さんが始球式【高校野球佐賀大会組み合わせ決定】

第1シードとして大会に臨む佐賀北高

第106回全国高校野球選手権佐賀大会の抽選会が13日、佐賀市内で行われた。36チームが参加し、7月6日に開幕。大会は県立森林公園野球場で行われ、順調に日程が進めば7月22日に決勝が行われる。開会式は6日午前10時から同球場で行われる。

開会式後の開幕試合では元西武監督の辻発彦さんが始球式を務める。辻さんは佐賀県小城市出身。佐賀東高から社会人野球の日本通運に進み西武に入団。内野手として西武の黄金期を支え、2017年から22年まで監督を務めた。現在は佐賀県が県内のトップアスリート育成を目的に進める「SAGAスポーツピラミッド構想」のアンバサダーを務めている。また「西スポWEB OTTO!(おっと)」でもコラムを担当している。

佐賀大会展望

第1シードの佐賀北、春の九州大会4強の唐津商が中心。佐賀北は昨夏、鳥栖工に敗れ初戦敗退に終わっただけに今年に懸ける思いは強い。唐津商は4強進出の原動力となったエースで4番の2年生右腕・木本夢翔がチームの柱となる。昨秋の佐賀大会で優勝した有田工やNHK杯で優勝し勢いに乗る龍谷が追いかける。2年連続の甲子園出場を目指す鳥栖工は最速144キロのエース松延響(2年)の投球に注目。攻撃力のある早稲田佐賀の4番山元良介(3年)は右の強打者。走攻守三拍子そろう龍谷の1番岩本琉至(3年)も注目を集めそうだ。

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