「韓国戦に最大集中」エース古賀紗理那 バレー女子ネーションズリーグ女子福岡大会でパリ切符獲得誓う 初戦12日の韓国戦は過去98勝47敗

北九州市内で行われた公式練習で笑顔を見せる古賀(左)

バレーボール女子日本代表が11日、パリ五輪出場権を懸けたネーションズリーグ1次リーグ最終週福岡大会の公式練習を北九州市内で行った。主将でエースの古賀紗理那(NEC)=熊本県大津町出身=やミドルブロッカーの荒木彩花(久光)=福岡県大野城市出身、このほど久光への加入が決まった渡邊彩らが12日の韓国戦に向けて本番会場で入念に調整した。

練習後に報道陣の取材に応じた古賀は「スタートからサーブで攻めたい。ポジション的にもハイボールがたくさん来るので、そこでしっかり得点を取っていきたい。韓国戦に最大集中して個人としてもチームとしてもやっていきたい」と決意を込めた。

過去韓国とは98勝47敗。韓国は2021年の東京五輪で4強入りと躍進を果たした一方で、ネーションズリーグでは22、23年と全敗で最下位となるなど苦しむ。昨年のパリ五輪最終予選でも未勝利と国際舞台で悔しい結果が続いている。世界ランキングでも第2週を終えた時点で日本の6位に対し、韓国は38位。日本は敗れると世界ランクポイントを大きく失うだけに、パリ切符へ必勝が求められる一戦だ。

日本は第2週まで通算6勝2敗。最終週では12日に韓国、13日にカナダ、15日にセルビア、16日に米国と対戦。5枠が残されている五輪出場権は1次リーグ終了後の17日付の世界ランキングで決まる。このうち2枠はアジアとアフリカの最上位に与えられる。残りは既に出場権を得ている国を除いたランキング上位3チームが獲得する。

女子日本代表出場メンバー

1 岩崎こよみ S 埼玉上尾

2 林 琴奈 OH JT

3 古賀紗理那 OH NEC

4 石川 真佑 OH ノバラ

6 関 菜々巳 S 日本協会

7 渡邊 彩 MB 久光

8 小島満菜美 L NEC

10井上愛里沙 OH 姫路

11山田二千華 MB NEC

12福留 慧美 L デンソー

15宮部 藍梨 MB 姫路

16黒後 愛 OH 埼玉上尾

20荒木 彩花 MB 久光

21和田由紀子 OH 日本協会

【注】数字は背番号。Sがセッター、OHがアウトサイドヒッター、MBがミドルブロッカー、Lがリベロ

© 株式会社西日本新聞社