銅線を盗んだ疑い カンボジア国籍の男2人を逮捕 群馬県警

押収したカッターなどの工具類=前橋署

 群馬県高山村の太陽光発電所から銅線を盗んだとして、県警捜査3課は12日までに、窃盗の疑いで、いずれもカンボジア国籍で大泉町の無職の33歳の男と34歳の男の両容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑は共謀して4月20日午後2時ごろから同30日午前8時40分ごろにかけて、不動産業などを営む横浜市鶴見区の会社所有の高山村の太陽光発電所から、銅線ケーブル約6メートル(時価2万円相当)を盗んだ疑い。

 県警は捜査に支障があるとして、2人の認否を明らかにしていない。防犯カメラ映像などから両容疑者の関与が浮上した。県内で発生した同様の被害との関連も調べる。県警は12日、2人を前橋地検に送検した。午前10時ごろ、前橋署を出た33歳の男は車内でじっと前を向いていた。

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