14日(金)東京は32℃予想 今年一番の暑さに 全国的に高温続く

13日(木)の最高気温(午後4時40分まで)

 きょう(木)日中は、本州の内陸や九州北部を中心に厳しい暑さが続いた。最高気温は、久留米(福岡)で35.0℃と猛暑日となったほか、加計(広島)34.7℃、佐賀34.6℃、黒木(福岡)34.5℃、日田(大分)で34.4℃などとなっている(午後4時40分まで)。あす14日(金)も東北以南は、内陸を中心に気温が高くなる見込み。きょう(木)は予想より気温が上がらなかった東京も、あす(金)は再び強い日差しが照りつけて暑くなりそうだ。

福岡で猛暑日地点も

13日(木)の最高気温の分布(午後4時まで)

 きょう(木)は東北や北陸、西日本は朝からよく晴れて、昼前には東北でも30℃を超え始めた所があった。午後はさらに気温が上がり、久留米(福岡)で午後2時半すぎに35.0℃を観測した。30℃以上の真夏日は全国で310地点以上となり、きょうも日陰を選んで歩く状態が続いた。一方、東京など関東は、沿岸部を中心に予想以上に雲が取れず、気温も当初の予想ほどは上がらなかった。

14日(金)関東も暑く

上:14日(金)の天気と予想最高気温/下:熱中症予防のポイント

 あす(金)は広く晴れる予想で、気温の高い状態が続く見込み。関東南部はきょうより晴れる時間が長く、東京都心は最高気温が32℃と今年一番の暑さとなりそうだ。東・西日本の内陸では、複数の地点で35℃を超えることも考えられるため、暑さ対策をより強化する必要がある。なお、夏至の1週間前で太陽高度が高く、日中は日差しがかなり強くなりそうだ。暑さ対策とあわせて、紫外線対策もしっかりと行いたい。

14日(金)の予想最高気温
 35℃ 京都
 34℃ 福島、前橋、熊谷(埼玉)、豊岡(兵庫)など
 33℃ 山形、さいたま、長野、奈良、佐賀など
 32℃ 東京、名古屋、福井、大阪、熊本など

(気象予報士・高橋和也)

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