ソフトバンク・ドラフト1位前田悠伍のドーム投に刺激! 先輩19歳・離島のエースが18日阪神戦で2軍初先発「自信を持って」

キャッチボールで汗を流す大野

ソフトバンクの大野稼頭央投手(19)が18日の阪神戦(鳴尾浜)で公式戦初先発を果たす。同じ左腕のドラフト1位ルーキーの前田悠伍投手(18)=大阪桐蔭高=の活躍を刺激にさらなるレベルアップを誓う。

6日のウエスタン・リーグ中日戦(みずほペイペイドーム)から2軍に合流している。「ドームのグラウンドで練習するのは初めて。新鮮な感じでワクワクした」と胸を高ぶらせた。

同日、先発した前田悠をベンチとブルペンで見つめた。6回77球を投げて3安打無失点と圧巻の内容。「落ち着いていた。さすがやな」。4軍で一緒に汗を流す後輩の活躍を素直に喜び、刺激にした。

8日のオリックス戦(紀三井寺)で2軍戦デビュー。2番手として5回から登板し、3回⅔、79球を投げて3安打1失点。「緊張はあまりしなかったけど、抑えよう、抑えようと力みすぎてしまった」。ボール先行になってしまったことを悔やんだ。

13日は福岡県筑後市のファーム施設でキャッチボールや体幹トレーニングで汗を流した。2軍で経験を重ねる後輩について「悠伍に刺激を与えてもらっているので、年齢は一つ下だけど同じ年くらいに感じる。でも、一歩先に行けるように」と力強く語る。

この2カ月間は真っすぐとカーブを重点的に磨いてきたという。「(前回の2軍戦の)反省を生かして、3、4軍で先発している気持ちで自信を持って思い切って投げたら結果はついてくると思う」。離島、奄美大島出身の左腕が気迫のこもったボールで未来を切り開く。
(濱口妙華)

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