300人が通夜に参列…門倉有希さん死去 本誌に語っていた「かけがえのない家族」愛猫7匹との生活

門倉有希さん(2015年撮影)

6月6日、乳がんのため50歳の若さで亡くなった歌手の門倉有希さん。12日に都内の斎場で営まれた通夜には、氷川きよしや伍代夏子など、多くの歌手仲間が最後の別れにかけつけた。

「福島県出身の門倉さんは1994年にデビューし、1996年には『NHK紅白歌合戦』に出場。1998年のシングル『ノラ』は80万枚を超えるヒットとなりました。

門倉さんは愛猫家としても知られていました。2015年には著書『長生きねことの暮らし支度』を出版。小動物介護士や、小動物看護士などの資格を取得しており、保護ねこ活動にも熱心に取り組んでいました」(芸能記者)

大のねこ好きだった門倉さんは2018年、本誌のインタビューで、ねことのかかわりについて語っている。

当時は「ねこ専用」のマンションに住み、7匹のねこと一緒に暮らしていた門倉さん。小動物介護士などの資格を取得したのは

「以前、保護した子ねこが原因不明のまま、3年少しで亡くなり、なぜもっと手を尽くしてあげられなかったのかと、自分を責めた経験がありました。そこで、正しい知識を持って動物たちと向き合いたい」

と思ったことがきっかけだったという。7匹のうち最年長は17歳のキジトラ、ウラン。

「ウランは、捨てられていたのを知人が保護したんです。会いに行って、即決で引き取りました。この子を絶対に幸せにしたいと思いました。

我が家ではいちばん上のお兄ちゃんなので、みんなの面倒をよく見てくれます。2017年、他界したねこの看病を一生懸命やっている姿を見て、涙が止まりませんでした。

私にとって7匹はかけがえのない家族。これからも人生、いろいろあると思いますが、みんなで乗り越えて幸せな人生を歩んでいきたいです」

そう語っていた門倉さんのInstagramには、愛猫たちの写真が多数、アップされている。2023年4月には

《ウラン兄貴、今日22才の誕生日を迎えました 足腰も強く良く食べ元気いっぱいです いつまでも元気でいてほしいです》

という言葉とともに、ウランの写真を投稿。最後の投稿は、黒ねこのハイジと、白ねこのルネの写真をアップした2023年5月17日のものだった。コメント欄には

《あちらに行っても大好きな猫と歌に囲まれていますように》

など、早すぎる死を悼むファンの声が並んでいる。

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