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田植えシーズンを迎えた淡路島で、水を張った田んぼに夕暮れの空が映り、幻想的な光景を作り出している。この時期ならではの光景を捉えようと、写真愛好家らが足を運んでいる。
兵庫県淡路市・生田地区には、昔ながらの棚田が残る。毎年田植えの時期には、美しい風景が広がり、撮影する人らでにぎわう。
10日午後6時半ごろ、愛好家が集まり、三脚を並べ始めた。「風もなく雲も薄い。今日はうまく焼けるかも」。期待の声が上がる。
日没後の午後7時15分ごろから、雲が深いオレンジから赤色へと変わり、同時に棚田が染まっていった。
何枚もシャッターを切った淡路市の男性(76)は「最近は、田植えしない所も増えた。淡路島の棚田の風景を残したいと10年前から狙い続けている。時期によって表情が変わる棚田は魅力的だ」と目を細めていた。(中村有沙)