パリで好成績を誓う サクラスイミングで壮行会 横浜市青葉区

壮行会で子どもたちから花束を手渡され笑顔を見せる(左から)吉田コーチ、南出選手、三井選手、藤森コーチ

横浜サクラスイミングスクール(鉄町)で6月7日、パリオリンピックに出場する三井愛梨選手と南出大伸選手の壮行会が行われた。

青葉区在住の三井選手は、3月に行われたパリオリンピック代表選考会の200メートルバタフライに出場。派遣標準記録(2分7秒95)を上回る2分6秒54の自己新記録で優勝し、初の五輪代表を手中にした。

もともと新体操がメインで、その体力づくりのために幼稚園から水泳を始めた三井選手。次第に記録が伸びたこともあり、小学校高学年から水泳に専念。同スクールに通い、法政大学に入学した現在も練習拠点としている。

南出選手は師事する藤森善弘コーチが所属することから、同スクールで練習に参加。2月に開かれた水泳の世界選手権、オープンウォータースイミング男子10キロでアジア勢最上位の25位に入り、パリオリンピックのマラソンスイミング代表に、東京大会に続き2大会連続で内定した。また、藤森コーチ、アシスタントを務める吉田龍平コーチも、日本代表コーチとしてパリに渡る。

壮行会で三井選手は「昨年初出場した世界水泳では5位と悔しい思いをした。その雪辱を果たすため、パリでは日本記録とメダルを目指したい」と力強く宣言。南出選手も「東京大会では13位。リベンジの意味でも今回は8位入賞を目指したい」と語った。

女子200メートルバタフライは7月31日に予選と準決勝、8月1日が決勝。マラソンスイミング男子10キロは8月9日に行われる。

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