【蒲郡ボート・GⅠオールジャパン竹島特別】石渡鉄兵がV「東京以外でもやれるところを見せられた」

蒲郡開設69周年記念を逃げて制した石渡鉄兵

ボートレース蒲郡のGⅠ「オールジャパン竹島特別 開設69周年記念」は13日、優勝戦が行われ、1号艇の石渡鉄兵(49=東京)がインからトップスタートを決めて逃げ切りV。通算85回目、GⅠ・5回目の優勝を飾った。

主役の座がコロコロと変わったシリーズ。おばけエンジン62号機とタッグを組む新田雄史が序盤を引っ張ったが3日目にF。代わって峰竜太がV候補筆頭になるも不良航法による減点を食らって一歩後退。予選首位通過は快速51号機を完璧に仕上げた中村晃朋だった。しかし、中村も準優5着と優出に失敗だ。

そして、優勝戦1号艇ゲットは2連率26%のワースト機をよみがえらせた石渡だった。優勝戦で決めたコンマ03のスタートがVへの決意と経験値、メンタルの強さを物語る。過去のGⅠ4Vは江戸川3回、平和島1回とすべて〝都内〟とあって「東京以外でもやれるところを見せられて良かった」とニッコリ。さらに「息子(131期の翔一郎)の存在も心の張りになったし、去年の自分を超えられるように頑張ります!」と50歳を前に進化中の〝江戸川鉄兵〟はこの夏、全国区へ殴り込みをかける。

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