【U―23】小久保玲央ブライアンがA代表入りへの熱い思い語る「毎日のように考えている」

帰国した小久保玲央ブライアン

U―23日本代表のGK小久保玲央ブライアン(23=ベンフィカ)が早期のA代表入りを誓った。2―0で快勝した11日(日本時間12日)の国際親善試合U―23米国代表戦(カンザスシティー)では好セーブを連発し、的確な判断やキックの精度を向上させるなどパリ五輪に向けてアピール。13日に帰国した小久保は「自分たちが、よりレベルアップしたと思う」と手応えを口にした。

7月3日に発表されるパリ五輪メンバーはまだ確定していないとはいえ、A代表で出場機会をつかんだGK鈴木彩艶(21=シントトロイデン)との定位置争いが注目を集める。小久保は「あまりそこは気にしていない」と多くを語らないが、「日々レベルアップしているいうのはある」と成長を実感している。

パリの大舞台で活躍を目指す一方で、A代表入りへの思いは強い。「自分の中でも夢なので、毎日のように(A代表入りを)考えているし、やっぱり選ばれたい。まずは五輪だけど、その先にあるA代表はずっと前から考えていたし、実現しなきゃいけない目標だと思っている」

A代表の守護神争いは鈴木のほか前川黛也(神戸)、大迫敬介(広島)、谷晃生(町田)らも加わる混戦模様だけに、小久保にもチャンスは十分。そのために、所属クラブでも「試合に出続けないといけない」と力を込める。ベンフィカ残留にしても、今夏の移籍を選ぶにしても、定位置確保が最優先だ。

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