聖光学院、光南きょう初戦 東北高校野球

 第71回春季東北地区高校野球大会が13日、開幕した。開会式は宮城県石巻市の石巻市民球場で行われ、本県第1代表の聖光学院と第2代表の光南など各県代表14校が堂々と入場行進した。試合は14日から始まり、18日までの5日間にわたり、石巻市民球場と仙台市の仙台市民球場で行われる。

 14日は1回戦6試合が予定されており、県勢2校が初戦を迎える。聖光学院は仙台市民球場の1回戦第2試合(午前11時30分開始予定)で青森山田(青森第2代表)と対戦する。光南は石巻市民球場の1回戦第3試合(午後2時開始予定)で仙台育英(宮城第1代表)と戦う。

 決勝は18日に石巻市民球場で行われる。午前10時開始予定。

 「一戦一戦集中」

 聖光学院は東北大会に向け、打撃に重点を置いて練習を重ねてきた。青柳羽瑠(はる)主将(3年)は「県大会は投手陣に頼る部分が多かった。体が自然と反応するまで打撃練習をしてきた」と自信をのぞかせた。初戦の相手は青森山田。青柳は「一戦一戦集中して戦う」と意気込んだ。

堂々と行進する聖光学院ナイン

 「下克上」へ闘志

 「相手を意識せず、練習でやってきたことを出し切るだけ」。光南の須藤颯歩(はやと)主将(3年)は静かに闘志を燃やした。初戦の相手は強力打線の仙台育英だ。「このチームは『下克上』という気持ちでやってきた。まずは気持ちで負けずに挑みたい」と表情を引き締めた。

かけ声とともに行進する光南ナイン

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