トッテナム久保獲り“本腰”へ…今夏プレミア移籍浮上「84億円で入札を開始」と英報道

ソシエダの久保建英【写真:徳原隆元】

ソシエダ久保の今夏去就巡り新展開か

スペイン1部レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英の今夏去就を巡り、新たな展開が浮上した。英メディア「TEAM TALK」はイングランド1部トッテナムが5000万ユーロ(約84億円)のオファーを提示し、獲得へ本腰を入れると指摘。記事では「久保の獲得に5000万ユーロで入札を開始した」と伝えている。

久保は今年2月にソシエダとの契約を2029年6月末まで延長。それでもシーズン終盤に向けて去就動向が過熱し、なかでもプレミアリーグの複数クラブからの関心が伝えられている。海外メディア上では元横浜F・マリノス指揮官であるアンジェ・ポステコグルー監督が率いるトッテナムがその1つに挙がっていた。

そんななか、今夏の去就動向に関する新展開として「TEAM TALK」は「スパーズはフォワード陣を強化することを決意しており、久保の獲得に5000万ユーロで入札を開始した」と報道。記事では、ポステコグルー監督が久保獲得に「ゴーサインを出した」と伝えられ、今夏の獲得に本腰を入れる構えだという。

久保は2022年夏にスペイン1部レアル・マドリードからソシエダへ完全移籍。加入初年度の昨季は中心選手としてリーグ戦9ゴールをマークし、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に貢献した。今季も主力として公式戦39試合で7得点4アシストの成績で存在感を発揮している。

攻撃陣の強化を目論むトッテナムは、昨夏獲得したFWブレナン・ジョンソンのパフォーマンスに不満を抱いており、その補填として久保獲得を熱望。「トッテナムのスカウト担当は久保のプレーに非常に感銘を受けており、これまでリバプールやアーセナルへの移籍が噂されていたこの日本代表選手をイングランドに連れてくるつもりだ」と報じた。

一方で、久保とソシエダの間には6000万ユーロ(約101億円)の契約解除条項があるため「合意に達するにはスパーズは提示額を引き上げなければならないかもしれない」と、条件面にも言及。スペイン紙ではソシエダ残留が基本線との情報もあるなか、久保のプレミア行きは実現するだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)

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