アジサイ、ユリに見ほれて 22日「まつり」開幕 福島県平田村のジュピアランドひらた

来場を呼びかける(左から)瀬谷課長、沢村村長、三本松常務理事

 福島県平田村のジュピアランドひらたの「世界のあじさい・ゆりまつり」は22日、開幕する。7月21日まで。世界のあじさい園では今年から、ほ場内も歩けるようにした。来園者からの希望を踏まえ、一部の土、日曜と祝日は開園時間を午前6時に早める。

 アジサイの植栽から約10年が経過して苗が一定程度育ったため、ほ場の開放を決めた。これまでは、ほ場を囲む遊歩道からの観覧のみだった。825種、約2万8千株が咲き競う。7月上旬~下旬に見頃を迎える見込み。ゆり園には35種類、約3万5千本が植えられており、見頃予想は6月中旬~7月上旬という。

 時間は午前8時30分から午後5時(入園は午後4時30分)までだが、6月29、30の両日と7月6、7、13~15の5日間は午前6時開園とする。朝露が降りたアジサイの撮影などを希望する声に応える。

 沢村和明村長は13日、福島民報社を訪れ「遊歩道からは見えないアジサイもある。ぜひ楽しんでほしい」と呼びかけた。村産業振興公社の三本松源治常務理事、村企画商工課の瀬谷貴之課長が同席した。

 入園料は開花状況に合わせ、300~800円で変動する。中学生以下無料。「平田村あじさい記念日」の7月14日は先着300人に記念品を贈る。問い合わせはジュピアランドひらたへ。

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