「安全安心なまちづくり」へ協定 福島県警とダイユーエイト 事故や犯罪防止、各店舗で啓発活動

協定書を交わし連携を誓う浅倉会長兼CEO(左)と若田本部長

 福島県警とホームセンターなどを展開するダイユーエイトは13日、自転車ヘルメットの着用促進や交通事故、成り済まし詐欺被害の防止などに向け「安全で安心なまちづくりに関する協定」を締結した。

 協定を基に、ダイユーエイト各店舗では、自転車の購入客にヘルメットの着用や盗難防止のための施錠を呼びかける。特殊詐欺への注意を促す啓発用のチラシを店内で配布する。

 福島県警本部で協定締結式を行い、若田英本部長とダイユーエイトの浅倉俊一会長兼最高経営責任者(CEO)が協定書を交わした。

 若田本部長は福島県内で減少していた刑法犯の認知件数が2022(令和4)年から増加傾向にあり、昨年から交通事故の発生件数も増えている現状を踏まえ「幅広い年齢層が訪れるダイユーエイト店舗での呼びかけは効果がある」と期待した。浅倉会長兼CEOは「安心安全な店づくりを心がけている。警察と連携し、事故や犯罪の抑止につなげたい」と語った。

 協定締結の第1弾の活動として、同日、福島県福島市のダイユーエイト福島西店で合同キャンペーンを実施した。警察官や同店の従業員が店頭に立ち、うちわやチラシなどの啓発グッズを来店客に配布して自転車乗車時のヘルメット着用や施錠などを呼びかけた。

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