柴咲コウ パリの街で冷静に復讐の手助けをする姿 「蛇の道」本編映像

本日(2024年6月14日)より劇場公開される、黒沢清監督、柴咲コウ主演の、オールフランスロケによる日仏共同製作映画「蛇の道」から、パリで働く日本人の心療内科医・新島小夜子(柴咲コウ)が、曇天のパリの街で、娘の復讐をもくろむアルベール(ダミアン・ボナール)の手助けをする3分半の本編冒頭映像が、ノーカットで公開された。

アルベールと小夜子が、事件にからむ元財団の関係者たちを拉致・監禁しようともくろむ、物語の始まりのシーン。パリの裏通りで、無言で立ちすくむ小夜子が静かに振り向き、待ち合わせをしていたであろうアルベールに「寝てないの?」と問いかける。目が泳ぎ、落ち着かない様子のアルベールに対して、「今日はやめておく?気にしないで。また都合をつけるから」と、気遣う様子を見せる小夜子だが、これから実行しようとしている計画をおくびにも出さず、冷静さを保つ姿が恐ろしさを醸し出している。

小夜子を演じた柴咲については、「彼女の鋭く妖しい眼差しと、野獣のような身のこなしが、この映画をオリジナル版にもましてミステリアスで深みのある作品に格上げしてくれました」と黒沢監督がコメント。共演したダミアン・ボナールは、「彼女と一緒に1000もの顔を持つこの探求に飛び込むことができたことは大きな喜びです」と絶大な信頼を語っている。

「蛇の道」は、1998年に日本で劇場公開された黒沢監督による同名サスペンス映画を、黒沢監督自身によってセルフリメイクした作品。何者かによって8歳の愛娘を殺された父アルベール・バシュレ(ダミアン・ボナール)は、偶然に出会った精神科医の新島小夜子(柴咲コウ)の協力を得て、犯人を突き止め、復讐することを生きがいに殺意を燃やす。とある財団の関係者を2人で拉致していく中で、真相が次第に明らかになっていく。精神科医・新島小夜子役を演じるのは柴咲コウ。殺された娘の復讐に燃える男・アルベール役をダミアン・ボナールが演じる。

【作品情報】
蛇の道
2024年6月14日(金)より全国劇場公開中
配給:KADOKAWA
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