イーグルスとRBバークリーの契約はタンパリング防止ポリシー違反なしとの判断

フィラデルフィア・イーグルスのロゴ【Ric Tapia via AP】

NFLはフィラデルフィア・イーグルスがフリーエージェント(FA)のランニングバック(RB)セイクワン・バークリーとの契約において、タンパリング防止ポリシーに違反した証拠はないと判断した。

リーグは現地13日(木)にこの決定をイーグルスに伝えている。

リーグ事務局は声明で次のように発表した。

「フィラデルフィア・イーグルスによるセイクワン・バークリーとの契約について徹底的に調査した結果、NFLは本日、タンパリング防止ポリシー違反と認定するのに十分な証拠を発見しなかったことをクラブに通達した」

「この結論に至るまでに、リーグは電話記録、テキストメッセージ、フィラデルフィアのフリーエージェント戦略およびバークリーとの契約に関連する、その他の書類を精査した。また、NFLは(ジェネラルマネージャー/GM)ハウイー・ローズマンや(ヘッドコーチ/HC)ニック・シリアニをはじめとした複数の組織メンバー、バークリー、ペンシルベニア州立大学のヘッドコーチであるジェームズ・フランクリンにも聞き取り調査を行った。他のすべての調査と同様、新たな証拠が発見された場合には、リーグが調査を再開する可能性がある」

特に、フランクリンHCが公の場で発したコメントがタンパリングの疑いにつながっていた。バークリーは後に、フランクリンHCが状況を誤解しているとして、その発言を否定している。

いずれにせよ、NFLはイーグルスが今年3月に、当時ニューヨーク・ジャイアンツに所属していたバークリーと3年3,775万ドル(約59億3,209万円)の契約を結んだ際の状況を調査し、不正行為はないと判断した。

NFLはフリーエージェントとの契約交渉過程での違反があったとして、アトランタ・ファルコンズに対し、2025年ドラフト5巡指名権の剥奪と罰金という処分を下している。

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