MLB打者が“チラ見”で退場 球審の非情宣告に米怒り「なぜ審判の説明責任を果たさない?」

タイガース戦で退場処分に抗議するナショナルズのレーン・トーマス【写真:Getty Images】

米大リーグで起こった珍しい退場劇

米大リーグ・ナショナルズの外野手が13日(日本時間14日)、敵地タイガース戦で珍しい退場処分を受けた。球審を“チラ見”しただけでまさかの宣告。地元局の記者が疑問を投げかけると、米ファンからは「これは酷い」「馬鹿げている」と怒りの声が上がっている。

事件が起きたのは1-1の6回先頭。追い込まれたナショナルズの外野手レーン・トーマスが外角高めの際どい球に見逃し三振を喫した。エミール・ヒメネス球審の方をクルリ。やや落胆した素振りを見せたが、口元は動いていないようだった。しかし、球審は即座に退場を宣告。ナショナルズ側は抗議したものの、判定は覆らず退場となった。

試合後、ナショナルズの試合を中継する米メリーランド州地元局「MASN」のボビー・ブランコ記者がXに動画を公開。「レーン・トーマスの退場の音声とビデオ。2年目のエミール・ヒメネス球審に退場にさせられる前に一言も発していない」と、チラ見した“だけ”の非情な退場劇を問題提起すると、米ファンからコメントが殺到した。

「退場はレビューできるべきだ」
「審判もパフォーマンスを評価されるべきだ」
「これは酷い!」
「なぜMLBは審判の説明責任を果たさせないんだ」
「MLBの弱い審判には辟易する」
「ストライクとボールの判定にはもうロボットを使おうぜ。頼むから」
「これはとんでもなく馬鹿げている」

試合は、直後に勝ち越しを許したナショナルズが2-7で敗れた。

THE ANSWER編集部

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