大谷の衝撃132m弾を“予兆” 通算204勝右腕が気づいた打席での姿「今夜は少し違う…」

6回の第4打席で5試合ぶりとなる16号2ランを放ったドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

本拠地レンジャーズ戦に「2番・DH」で出場

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、本拠地レンジャーズ戦に「2番・DH」で出場。16号2ランを含む2打数1安打2打点2四球で15-2の勝利に貢献した。特大の一発に米地元局は「野球のボールからゴルフボールに変わり、夜の闇に消えて行きました」と衝撃の大きさを伝えている。

完璧に捉えた。3番手右腕アンダーソンと対峙し、カウント2-2からの6球目の速球に反応した大谷。打った瞬間に“確信歩き”したほどの打球は、右中間スタンドの深い所に着弾した。打球速度114.2マイル(約183.8キロ)、飛距離433フィート(約132メートル)の一撃にファンの歓声が鳴り響き、大谷も笑顔でベンチに戻った。

中継していた米スポーツネット・ロサンゼルスでは大谷が打席に入った際、実況のジョー・デービス氏は「今日は2つのフォアボール。ドジャースは5つの四球をもらっています」と伝えると、MLB通算204勝のレジェンドで、解説を務めたオーレル・ハーシュハイザー氏は「今夜は少し違うアプローチをしていますね。とても我慢強く2四球を選び、三振もしましたが、いい打席内容です。甘い球が来るかもしれません」と“予兆”を口にしていた。

直後に飛び出した特大弾。デービス氏は「オオタニが右中間への壮大な当たり!」と伝えると、ハーシュハイザー氏は「今日はあまりスイングする球がなくて三振もしましたが、2つの四球がありました。(ピッチャーの)投げ損じが来ると、その代償を払わせましたね!」と称賛した。デービス氏も「ボールが野球のボールからゴルフボールに変わり、夜の闇に消えて行きました」と独特の言い回しで衝撃の一打を表現していた。

THE ANSWER編集部

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