ブラジル小売売上高、4月は前月比0.9%増 予想下回る

[サンパウロ 13日 ロイター] - ブラジル地理統計院が13日発表した4月の小売売上高は前月比0.9%増だった。ロイターがまとめたエコノミスト予想の1.3%増を下回ったが、3月の0.3%増に続いてプラスとなった。

1─4月は全てプラスで、この期間の累計は4.9%増。少なくとも統計が開始された2000年2月以来最高を記録した。

4月は調査対象となった8部門中5部門で売上高が増加。スーパー、食品・飲料の伸びが目立った。

ゴールドマン・サックスの中南米担当チーフエコノミスト、アルベルト・ラモス氏は、ブラジルの小売活動は財政刺激策、実質家計可処分所得の拡大、信用サイクルの好転から引き続き恩恵を受けると予想していると述べた。

ただ、国内金融・財政環境の逼迫、高水準の家計債務などによって恩恵は薄れるだろうと指摘した。

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