<女子バレー>日本がカナダに敗戦で中国がアジア1位に返り咲き、中国ネット「他力本願」

13日、バレーボール・ネーションズリーグ女子予選ラウンドで日本がカナダにフルセットの末に敗れた。中国のSNS微博では「日本が負けたことで中国がアジア1位に返り咲いた」ことが注目を集めた。

2024年6月13日、バレーボール・ネーションズリーグ女子予選ラウンドで日本がカナダにフルセットの末に敗れた。中国のSNS微博では「日本が負けたことで中国がアジア1位に返り咲いた」ことが注目を集めた。

13日に福岡で行われた日本―カナダ戦は、ともにパリ五輪出場権を懸けた国同士の戦いとなり、日本は勝てば五輪出場がほぼ決定し、カナダは敗れれば逆に五輪出場がほぼ絶望となる状況だった。日本は第1、第2セットを連取する滑り出しを見せたものの、ここから流れが大きく変わり、第3、第4セットを逆に連取された。そして迎えた最終第5セットも競り負けて14−16で落として敗戦。日本の五輪出場権獲得は次戦以降に持ち越された。

この結果、日本は五輪出場権争いの基準となる世界ランキングポイントが7.69点減少し、この日試合がなかった中国に抜かれてアジア2番手に転落し、世界ランクも7位となった。

中国新聞網のスポーツ関連アカウント「中新体育」をはじめとする複数の微博アカウントは「日本が負けてポイントが減ったため中国のランクが上昇した」と紹介している。もともと中国が日本より上位にいたものの、下位への取りこぼしや日本との直接対決での敗戦によって半ば自滅的に日本に抜かれていたこと、自国の勝利で上位に立ったわけではないことから、ネットユーザーからは冷ややかなコメントが目立った。

ネットユーザーは「そもそも他力本願じゃないか」「今の監督はいつ退任するのか」「おめでとう。でも全く何の意味もない」「ポイントなどどうでもいい。大事なのは戦って勝てるかどうか。理論上、日本には負けるはずもなかったのに」「好運に頼るな。中国女子バレーは問題だらけだぞ」といった感想を残している。

また、11日のサッカーW杯アジア2次予選でシンガポールの奮闘により中国の突破が決定したことから「シンガポールとカナダは中国の良き友だち」「全てライバルの失敗のおかげなんだよな」という意見もあった。(翻訳・編集/川尻)

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