盛岡白百合、男女別定員設けず 共学化発表、理系教育に力

2026年4月からの男女共学化について説明する盛岡白百合学園中高の浅沼千明校長(左)=13日、盛岡市山岸

 学校法人白百合学園(東京)は13日、運営する盛岡市山岸の盛岡白百合学園中高(浅沼千明校長、生徒376人)を2026年4月から男女共学にすると発表し、男女別の定員は設けない方針を示した。理系カリキュラムに力を入れ、男子トイレ、女子更衣室などの設備を整える方向だ。

 浅沼校長らが同校で記者会見した。少子化で定員割れが続いているほか、共学志向の高まりなどを理由に共学化すると説明。「県内唯一のカトリック学校として、時代に合わせ、この地で教育を維持していきたい」と述べた。

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