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Mei Mei Chu
[北京 14日 ロイター] - 中国企業は、欧州連合(EU)からの輸入豚肉製品を対象に、反ダンピング(不当廉売)調査を正式に要請した。中国共産党系紙「環球時報」が13日、ソーシャルメディア(交流サイト)Xへの投稿で報じた。
EUによる中国製電気自動車(EV)に対する輸入関税の引き上げを受けたもの。具体的にどの豚肉製品が対象になるかは明らかになっていない。
税関のデータによると、中国は2023年に60億ドル相当の豚肉を輸入し、この半分以上をEUからの輸入が占めた。
欧州で好まれない豚の足や耳、内臓などが中国では人気という。
23年の中国への豚肉輸出が最大だったのはスペインで、これにブラジル、米国が続く。フランス、デンマーク、オランダも主要な輸出国だ。
環球時報によると、中国企業はEUからの乳製品輸入に関する補助金調査を始めるよう当局に要請する方針。主要な輸出国であるオランダ、フランス、ドイツが影響を受ける可能性がある。