ロシアがモルドバ大統領選に干渉、米英カナダの3カ国が非難

Tom Balmforth Jonathan Landay

[キーウ/ワシントン 13日 ロイター] - 米国、英国、カナダの3カ国は13日、ロシアがモルドバで10月に行われる大統領選の結果に影響を与え、親ロシア派候補が敗れた場合には抗議行動をあおろうと画策していると非難する声明を発表した。米国務省が声明を公表した。

3カ国はロシアが、偽情報やオンライン上の宣伝工作を通じて社会的な緊張を高め、西側諸国寄りで現職のサンドゥ大統領や欧米諸国に対する否定的な受け止め方が広がるのを助長していると指摘。こうした策略は、民主的な選挙を妨害し、ロシア政府にとって好ましい結果を手に入れるための広範な取り組みの一部だと説明した。

また、今年は欧州と北米で全国および地方レベルの選挙が相次ぎ、数億人が投票を行うことから、ロシアによる選挙干渉の脅威がとりわけ重大になっていると危惧を示した。

© ロイター