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Katya Golubkova
[東京 14日 ロイター] - アジア時間の原油先物は下落しているが、週間では4週ぶりに上昇する見通し。市場は米国の高金利長期化の影響と今年の堅調な原油・燃料需要見通しを評価している。
0100GMT(日本時間午前10時)時点で、北海ブレント先物は0.72ドル(0.87%)安の1バレル=82.04ドル。米WTI原油先物は0.79ドル(1%)安の77.84ドル。
今週は石油輸出国機構(OPEC)が今年の世界石油需要見通しを据え置いたことや、ゴールドマン・サックスが今夏に堅調な米燃料需要を予想したことから原油価格は大きく上昇した。
ロシアがOPECと非加盟産油国で構成する「OPECプラス」での減産義務を履行すると表明したことも支援材料になっている。5月のロシアの生産は割り当てられた量を上回った。
ANZのアナリストは「現在の割当量をより厳格に順守することで、8カ国による自主減産の段階的な縮小による供給拡大の影響を十分に補えるだろう」と述べ、原油相場は今後1年半にわたって支えられるとの見方を示した。