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16日の「父の日」を前に、長崎市内の商業施設や百貨店でギフト商戦が本格化している。「母の日に比べたら盛り上がりに欠ける」といった声も聞かれる中、各店舗は定番の衣料品や家庭の時間を充実させるアイテムをそろえ、商戦ピークの週末を迎えようとしている。
ゆめタウン夢彩都(同市元船町)は4階の特設コーナーにバッグや衣料品など100種類以上を並べた。近年の健康志向にちなみ、疲労回復グッズやマッサージ機なども新たに取り入れた。担当者によると、畳素材が加齢臭などを和らげる「オトコのい草枕」(2178円)は、娘からの贈り物として人気という。
アミュプラザ長崎新館(同市尾上町)の「靴下屋」は、父の日限定のビジネスソックスなど数種類を用意。100円でできる刺しゅうは限定でビールのデザインを追加。靴下は年齢を問わず、手軽に購入できるため、20~30代の客が多い。担当者は「定番の衣料品の中でも靴下は安価で手に取りやすいのでは」と分析する。
「おうち時間」を楽しむアイテムも人気。みらい長崎ココウォーク(同市茂里町)の「KaILE&Kitchen(カイルアンドキッチン)」は、タンブラーやビールサーバーなど約50種類の家庭用品を店頭に集めた。新商品の「香りを楽しむタンブラー」(2750円)は売れ行き好調。昨年、人気が高かったアウトドア関連商品も一定の需要があり、担当者は「コロナ禍を経て家庭の時間を充実させる風潮が根付いているはず」と期待を寄せる。
浜屋百貨店(同市浜町)の紳士服フロアでは、定番のポロシャツなどの衣料品を前面に押し出しているが、例年に比べ売れ行きは伸び悩んでいる。物価高騰の影響もあり、比較的に価格を抑えた商品が好まれる傾向という。懐かしいデザインのアンティークシールを1枚510円~5枚1530円で初めて扱い、客単価アップを狙っている。
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