「勝たないと出場権は獲れない」大逆転負けで“パリ五輪切符お預け”の日本女子バレー。主将・古賀紗理那が語るメンタルへの影響【ネーションズリーグ】

バレーボールネーションズリーグ(VNL)の女子予選ラウンド第3週の第2戦が6月13日、西日本総合展示場(福岡・北九州市)で行なわれた。日本はカナダにフルセットの死闘の末、2-3(25-23、25-22、20-25、21-25、14-16)で逆転負け。1次リーグの通算成績を7勝3敗とした。

カナダに勝てば、パリ五輪切符を獲得できるという痺れるような局面だったが、決め切れず。キャプテンの古賀紗理那は、降りかかる重圧について「それは私自身、考えていなくて。この大会に入ってから常にプレッシャーがかかるなかで試合をしてきた。今日も集中しようという気持ちで入った」とメンタルへの影響はないと明かした。
だが、古賀は「こういう時って『気持ちが弱かった』と捉える選手やスタッフはたくさんいると思う」とチームメイトたちを気遣ったうえで、「気持ちももちろん大切だが、まずは私たちのことを整理して次の試合に入りたい」と15日のセルビア戦に向けて、噛み合わない部分の修正を急ぐ。

そして、「セルビア戦で勝たないと出場権は獲れない。みんな分かっていると思う」と力強くコメント。五輪6大会連続出場に向けて、チーム一丸となって戦う。

構成●THE DIGEST編集部

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