東川島町在住渡邉美貴子さん 歌で高齢者元気に 介護施設を慰問 横浜市保土ケ谷区

マイクを持って歌う渡邉さん

東川島町在住の書道家・渡邉美貴子さん=人物風土記で紹介=が歌で高齢者を元気付けようと、6月5日にデイサービス施設「オリーブ上星川」を初めて慰問した。同施設の利用者は「書道界のテレサテン」の異名を持つ渡邉さんの繊細な歌声に聴き入っていた。

渡邉さんは書道家のほか、歌手の一面も持つ。「葉石」の名前で活動し、CDを出している。阪神・淡路大震災で被災しながらも、前向きに生きる自身の思いを込めた歌詞などが多くの人の共感を呼ぶ。18年間住んでいる保土ケ谷区に歌で恩返ししようと模索。両親の介護を経験したことを踏まえ、保土ケ谷区社会福祉協議会に活動申請し、介護施設での慰問活動を始めた。

この日は、いしだあゆみさんの「ブルー・ライト・ヨコハマ」や美空ひばりさんの「愛燦燦」などを披露。利用者と共に歌い交流を深めた。

フィナーレでは、オリジナルソングの「明日が好き」「書道しようよ」を歌い、今後の目標を発表。2028年のロサンゼルス五輪で世界中の人々と共に、自身の楽曲に合わせて書道パフォーマンスを行うという夢を語り、利用者から「頑張って、応援している」などの温かい言葉が贈られた。

© 株式会社タウンニュース社