12日、山西省永済市の広場で行われていたローラースケートのレッスン。（太原＝新華社記者/姜淏然）
【新華社太原6月14日】中国では運動による健康づくりが奨励され、公園ではダンスやフィットネスに励む多くの人々の姿が見られる。インターネットを使った自宅でのエクササイズも盛んになり、ジムなどスポーツ施設の整備も進んでいる。
山西省永済市の舜帝山森林公園の広場は12日夕方、ウオーキングや集団ダンス「広場舞」、ローラースケートなど、思い思いのやり方で体を動かす市民であふれていた。40人近くの子どもにローラースケートを教えていたのは衛琳沢（えい・りんたく）さん（49）。すでに10年以上指導を続けており、参加する子どもはますます増えているという。
12日、山西省永済市の広場で行われていたローラースケートのレッスン。（太原＝新華社記者/王学濤）
この広場では朝も夕方も広場舞が主役になる。ダンス歴3、4年という趙泉（ちょう・せん）さん（55）は午前6時に踊り始め、7時半に終了するとそのまま職場に向かうという。所属するダンスグループは、もともと十数人だった参加者が今では70人余りに増えた。
インターネットでライブ配信やショート動画を見ながら運動する人も増えている。太極拳、気功法「八段錦」、脂肪燃焼、シェープアップ、腹筋づくり、エアロビクス、ヨガなど魅力的なプログラムがそろう。フィットネスの達人とコミュニケーションを取ったり、経験や技術を教えてもらえるのも魅力だ。
12日、山西省永済市の広場で行われていたローラースケートのレッスン。（太原＝新華社記者/姜淏然）
フィットネスジムに通い、より本格的な環境で体を鍛えたいという若者も多い。楽しみながらシェープアップや減量ができるプログラムも人気だ。
同省太原市にあるジムでは、会社員の陳睿（ちん・えい）さん（32）が軽快なリズムに合わせ、コーチと一緒にエアロビクスに励んでいた。ひとしきり動くと汗だくになる。仕事を始めた6年前から毎週4、5回のペースでジムに通ってきた。「続けられるモチベーションはダイエット。服が似合うようになると、ハッピーな気持ちになる」と語る。
12日、山西省永済市の広場で集団ダンス「広場舞」を踊る市民。（太原＝新華社記者/姜淏然）
公的なデータによると、中国には2023年12月現在で広義のフィットネス施設が約11万7千カ所ある。有料会員は6975万人で、26～35歳がフィットネス消費の主力層だという。（記者/王学濤、姜淏然）
福建省を流れる閩江で経験を共有しつつパドルボードの練習をするウオータースポーツ愛好家たち。（4月27日、ドローンから、福州＝新華社記者/周義）
北京市朝陽区の東楓国際体育公園でフライングディスクの練習に励む人々。（2023年3月1日撮影、北京＝新華社記者/任超）
11日、山西省太原市のフィットネスジムで体操する市民。（太原＝新華社記者/王学濤）
11日、山西省太原市のフィットネスジムでトレーニングマシンを使って鍛える男性。（太原＝新華社記者/王学濤）
天津市にある中海環宇城ショッピングモールの屋上のスケートパークで、サーフスケートを練習する愛好家。（2023年4月28日撮影、天津＝新華社記者/孫凡越）
広西チワン族自治区桂林市陽朔県でロッククライミングに挑戦する子ども。（2023年5月4日撮影、桂林＝新華社記者/曹禕銘）
