三浦瑠麗氏 ミセスのMV炎上に私見「テレビ局の番組スタッフのせい」「すこし気の毒」

三浦瑠麗氏

国際政治学者の三浦瑠麗氏(43)が14日、自身の「X」(旧ツイッター)を更新。3人組バンド「Mrs.GREEN APPLE」のミュージックビデオ(以下MV)が、差別的表現との指摘を受け非公開となった騒動に言及した。

三浦氏は一連の騒動について「発した表現が自分の思うように解釈されず、炎上した場合にさっと全撤回する慣わしはやめた方がよいとつくづく思っている」と指摘した。

炎上のきっかけを「一般視聴者はコロンブスという名前だけじゃわからんだろうと思ったのか、『偉人』に扮したと浅く解釈してテロップに出したテレビ局の番組スタッフのせいだったと思う」と分析すると「物議を醸すだろうことはわかっていたと思う。ただ、もっと時間をかけて論評が行われ、自分たちの意図に辿り着いてくれる解釈が交わされることを望んでいたんだろう。ところが、今の文化界隈はテレビの浅い解釈を見て、これはいかん! 撤回しろ! となってしまった」と炎上の経緯を分析した。

また、「現代社会では『祖先の罪』が現在にまで引き継がれ、人種的国籍的な属性がまとめてその罪を負わされている傾向がある。そこに思いが至らず、敏感なところに触ってしまった、ということだろう」とも指摘。「それは人を殺したり奴隷にしたりする本当の悪というものに生で触れたことが少ないからなのかもしれないが、人類の業として解釈する巨視的な視点が間違っているとは言えないので、すこし気の毒に思う」と私見をつづっていた。

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