女子バレー日本代表、パリ五輪出場決定!JVAが発表、古賀紗理那も「素直に嬉しい」と喜び露わ!

女子バレーボール日本代表は6月14日、現在開催中のバレーボールネーションズリーグ(VNL)の前日までの結果をもって、パリ五輪への出場が決まった。オリンピック出場は6大会連続14回目。男女ともに出場するのは2008年の北京五輪以来。

公益財団法人日本バレーボール協会(JVA)は6月14日、国際バレーボール連盟(FIVB)とバレーボールワールド(VW)から女子バレーボール日本代表がパリ五輪への出場条件を満たしたとの通知を受け、快挙を発表した。

日本は同13日の試合でカナダにフルセットで負け、五輪確定は持ち越しとなっていた。しかしJVAの発表によると、FIVBおよびVWが前日までのVNL全試合の結果を用いて世界ランキングの計算を行った結果、日本は予選ラウンドの残り2試合(15日のセルビア戦、16日のアメリカ戦)を待たずして、五輪の出場条件である、出場を確定させていないチームの中で世界ランク4番目以内(もう1つの出場枠である“アジア首位”を争う中国を含めると5番目以内)に入ることが確定したという。

発表ではエースでキャプテンを務める古賀紗理那のコメントも掲載。「昨日はカナダに負けてしまったが、パリ2024オリンピックの出場権獲得がVNLでの目標だったので、素直に嬉しい。眞鍋監督から話があったが、残りの2試合の結果次第で世界ランキングが変わるので、気を引き締めて戦っていきたい。パリオリンピックは厳しい戦いになると思うが、チーム全員で戦うことができるようにいい準備をしていきたい」と喜びつつも次戦以降も引き続き気を引き締めていくとした。

また、眞鍋政義監督は、「2年半前に日本代表監督に再就任し、パリ2024オリンピックの出場権を獲得することが一番の目標だったので、まずは目標をクリアして安堵している。昨年(のパリ五輪予選は)悔しい試合で出場権を獲ることができなかったので、今年のVNLに懸けていた。VNLでは1戦目からトルコに勝利するなど、ポイントを稼ぐことができたので、選手やスタッフには感謝している」とコメント。

そして、「まだVNLの試合は残っているが、次戦のセルビア戦に勝ち、東京オリンピック金メダルのアメリカにも勝って、ファイナルラウンドやパリオリンピックに向かいたい。まだパリオリンピックの目標は決めていない。選手やスタッフと話し合いながら最終的な目標を決め、その目標に向かって挑戦したい」と目の前の試合に集中しつつもオリンピックに向けて準備をしていくとした。

構成●THE DIGEST編集部

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