佐々木朗希のメジャー挑戦に米メディアが〝時期尚早〟と報道「無理に米国に渡るのではなく…」

佐々木朗希

ロッテ・佐々木朗希投手(22)の今オフのメジャー挑戦について13日(日本時間14日)、米メディアから〝時期尚早〟とする声が上がった。

佐々木は13日に右上肢のコンディション不良のため、一軍登録を外れた。出場選手登録抹消は今季2度目で、1度目の抹消は5月24日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)に先発した後に「上半身の疲労回復遅れ」で戦列を離れていた。

「将来的に大リーグでプレーしたい思いがある」とメジャー挑戦の夢を公言し、突入した今季は開幕から100球以上を投げるケースも多く、5月10日の日本ハム戦(エスコン)では5年目で自己最多となる123球を投じた。ここまで5勝2敗、防御率1・96と上々の成績を残しているが、前半戦で2度の戦線離脱はメジャー挑戦のマイナス材料になりかねない。米国側も早速、佐々木再離脱のニュースに反応した。

「日本の天才、佐々木朗希の将来のMLBでの展望が危ぶまれる」と報じたのは米スポーツメディア「ファンサイデッド」(電子版)。佐々木が一軍登録を抹消されたことを伝え「当初の予定では佐々木は今冬にポスティングされ、大谷と山本のつながりからロサンゼルス・ドジャースが契約に有利になると見られていた。しかし現在、佐々木は2024年も健康を維持するのに苦労している」と現状を説明した。

さらにメジャーでは耐久性が重要視されるため「若すぎる佐々木にとって、怪我の多いシーズンを終えたばかりの状態で無理に米国に渡るのではなく、自身の健康と今後のシーズンに集中することが大事だ」と、今オフのメジャー移籍は〝時期尚早〟とした。

いずれも本人のあずかり知らないところで、米国では今オフの移籍がまるで既成事実のように捉えられている〝令和の怪物〟の去就騒動。ただ、2度の離脱で風向きは変わりつつあるようだ。

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