【マーメイドS/枠順】好走馬2/3を占める“1桁馬番”が単複回収値100以上 Dコース替わりで外枠不利か

マーメイドステークス2024の枠順

JRAは14日、第29回マーメイドS(GIII、芝2000m)の枠順を発表した。

福永祐一厩舎の管理馬で川田騎手が手綱を取るエーデルブルーメは8枠15番、重賞連勝を狙うコスタボニータは5枠9番、愛知杯勝ち馬で実績上位のミッキーゴージャスは2枠4番から発走する。

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■内回りDコース替わりで外枠不利

例年、阪神芝2000mで行われる本レースだが、今年は阪神競馬場工事のため京都芝2000mで行われる。

京都競馬場がリニューアルした2023年以降、同コース3勝クラス以上の世代戦含まない7レースを対象とした枠別成績を参考に見てみると、好走率が高いのは6枠まで。7枠【0.0.2.12】、8枠【1.1.0.12】と内回りだけあって外枠不利な傾向だ。

今週からDコースに替わり、さらに外々を回るロスはレースに大きく響きそう。7レースを対象とした枠別成績でも、好走馬21頭中16頭が1桁馬番。先週日曜日は、中団・後方から外を回って連対する馬が目立ち、外枠有利な傾向にあったが、同じパターンと思って馬券を購入しない方がベター。

3走前に同コースの8枠から2着の実績があるエーデルブルーメだが、当時は12頭立ての11番枠。今回フルゲートの15番枠となると厳しい競馬を強いられそう。

また対象7レースのうち逃げた馬は【1.0.0.6】と上のクラスになると逃げ馬には厳しいコース。Dコース替わりで恩恵は受けやすいだろうが、秋華賞でも逃げ切り勝ちがあまり叶わないことを考慮すると、軽ハンデだからと言って安易に手を出すのは危険かもしれない。狙うはその後ろにつけられるような先行好位勢か。逃げ候補の1頭アリスヴェリテは7枠発走となり、序盤で脚を使わされる点が気がかりだが、逆に逃げが叶わず番手追走ができれば粘り込みもゼロではなさそうだ。

対象7レースにおいて4角7番手以内にいた馬は【6.5.4.39】で、1桁馬番に限ると【6.4.4.26】勝率15.0%、複勝率35.0%、回収値は単勝163、複勝100をマークする。好走馬の2/3を占めており、やはり勝ち負けという点では外枠以外の先行馬が有利となりそうだ。こうなるとコスタボニータは堅実か。またミッキーゴージャスも枠を活かしてインの好位につけられれば侮れない。

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(SPREAD編集部)

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