トム・クルーズが自ら崖にぶらり…監督をもハラハラさせた壮絶スタント『ミッション:インポッシブル2』

日本テレビ系金曜ロードショーと、entaxがコラボレーション。金曜ロードショーのここでしか聞けない“とっておき情報”を紹介する。

金曜ロードショーではトム・クルーズ主演の“ミッション:インポッシブル”シリーズの第1作から第3作までを3週連続で放送。第2週となる6月14日は、全世界興行収入で5億ドルを突破する大ヒットとなった第2作『ミッション:インポッシブル2』が登場する。

悪に転じた元エージェントが、恐ろしい生物兵器“キメラ”を強奪!トム・クルーズ演じるイーサンが、殺人ウイルス兵器の使用を阻止するべく、首謀者を追って世界各地を飛び回る!

本作で人々の興味を引いたのは、トム・クルーズがスタント・ワークの大部分を自分でやると言い張ったところ。これには度肝を抜かれたというジョン・ウー監督。素晴らしいスタント・チームが準備万端で臨んでいたものの、ウー監督は常に「もし何か不手際があったら?もしケーブルが切れたら?」という考えが頭をよぎっていたという。

中でもトムは、ユタ州モアブで撮影したロック・クライミングのシーンの体験を気に入っているらしく、「ファンタスティックで、信じられないくらい爽快だったよ。自分の指の幅すらもひっかけるところがない場所もあったんだ」と語っている。

その一方でウー監督は「僕には最悪だった。何千フィートもの高さの崖の岩肌の、ヘリコプターが触れんばかりのところに、トムが空中にぶら下がっていたんだからね。しかも一度やれば気が済むというものではなく、彼は完璧に仕上げようと、何度も何度もやってくれるんだ」とやはり不安だった模様。

そう語るウー監督だが、そんなトムを突き動かすものが何なのかを知っているようだ。「トムは、観客と密接になるのが大好きなんだ。だからこそ、何でも自分でやる。観客をガッカリさせたくないんだね」

命がけのアクションはもちろんのこと、騙(だま)し騙されの、手に汗握るスリリングなストーリー展開にも注目だ。

【ストーリー】
ロシアの医学博士・ネコルヴィッチが、殺人ウイルス「キメラ」と、解毒剤の「ベレロフォーン」を開発。博士はウイルスと解毒剤を安全な場所に運ぼうとするが、イーサン・ハントに変装した元IMFエージェントのアンブローズに騙され、ウイルスと命を奪われてしまう。そんな中、休暇でロック・クライミングを楽しんでいたイーサンの元に、IMF司令官のスワンベックから指令が届く。
アンブローズから「キメラ」と「ベレロフォーン」を取り戻すために、盗みのプロのナイアと手を組むよう指示をうける。スペインに向かったイーサンは、ナイアと恋に落ちる。しかしナイアは、アンブローズの元恋人だった。アンブローズのアジトにナイアを潜入させるミッションにイーサンは苦悩しつつも彼女を送り出す。アンブローズは、生物化学会社の社長・マックロイとの取り引きのため、ナイアを連れて競馬場へ向かう。イーサンと仲間のルーサーが競馬場に潜入し、取り引きの内容を探ろうとするが…!

『ミッション:インポッシブル2』(2000米)
監督:ジョン・ウー
脚本:ロバート・タウン
原案:ロナルド・D・ムーア、ブラノン・ブラガ
原作:ブルース・ゲラー
製作:トム・クルーズ、ポーラ・ワグナー
製作総指揮:テレンス・チャン、ポール・ヒッチコック
音楽:ハンス・ジマー
テーマ曲:ラロ・シフリン

出演
イーサン・ハント:トム・クルーズ(森川智之)
ショーン・アンブローズ:ダグレイ・スコット(山路和弘)
ナイア・ノードフ=ホール:タンディ・ニュートン(斎藤恵理)
ルーサー・スティッケル:ヴィング・レイムス(宝亀克寿)
ヒュー・スタンプ:リチャード・ロクスバーグ(青山穣)
ビリー・ベアード:ジョン・ポルソン(田原アルノ)
マックロイ:ブレンダン・グリーソン(楠見尚己)
ネコルヴィッチ:レイド・セルベッジア(木村雅史)
ウォリス:ウィリアム・メイポーザー(桐井大介)
ウルリック:ドミニク・パーセル(咲野俊介)
デ・ラレーナ氏:アントニオ・バルガス(白熊寛嗣)
スワンベック:アンソニー・ホプキンス(有川博)

写真提供:(C)日テレ

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