動植物園の日常をのぞき見!のんほいの窓【2024年6月号】のんほいパークにアフリカタテガミヤマアラシとニホンザルの赤ちゃんが仲間入り!

サツマイモを食べるアフリカタテガミヤマアラシのフィーア。前足で持って食べる姿に注目

愛知県豊橋市にある「豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)」。

パーク内で暮らす動物たちやのびのびと育つ植物たちの日常や季節のイベントなど、パーク内の様子を「のんほいの窓」から定期発信します!

2024年4月から、のんほいパークにアフリカタテガミヤマアラシとニホンザルの赤ちゃんが仲間入りしました。新たな動物たちを迎えた園内はにぎわいを見せ、要チェックのスポットがたくさん!今回は元気いっぱいなニューフェイスの動物たちをご紹介します♪

富士自然動物公園からアフリカタテガミヤマアラシの赤ちゃんがやってきた!

4月10日に富士自然動物公園からやってきたのは、アフリカタテガミヤマアラシのフィーア(メス、9才)。来園直後は人が近づくと警戒してしまい、毛を逆立てる姿も見られました。

最近では、新しい環境にも慣れて元気いっぱいな姿が見られるように♪のんほいパークでは、アフリカタテガミヤマアラシは初めての飼育になります。

動きが俊敏で力が強い!?アフリカタテガミヤマアラシの特徴を紹介

アフリカタテガミヤマアラシは中型犬ほどの大きさがあり、カピバラに近い見た目をしています。背中からお尻にかけて最長30cmほどの針のような毛が生えており、お尻に近い方の毛は硬く、刺さりやすいのだとか!

野生ではアフリカのサバンナに生息する夜行性の動物。主にサツマイモやニンジン、キャベツなどの植物食を食べて暮らしています。園内では、前足を使って器用に食べる様子が見られるかもしれません。

飼育エリアでは、奥に設置された大きな木の枝をガラス窓付近まで引っ張ってくることもあり、力が強いのも特徴のひとつ。俊敏で活発に動き回る姿を観察してみましょう♪

のんほいパークでニホンザルの赤ちゃんが2年ぶりに誕生!

4月8日に、ニホンザルのシオン(メス、20才)が赤ちゃんを出産しました。生まれてきたのはメスのコトネ。へその緒がついたままの赤ちゃんを抱いている姿を、飼育員さんが発見しました!

シオンは2022年にカナデ(メス、1才)を出産しており、子育てはお手のもの♪飼育エリアの真ん中にある擬木の上でくつろぐシオンの様子のほか、2頭の近くで遊んだりシオンを毛づくろいしたりするカナデの姿が観察できます。

いつも一緒で仲良し!ニホンザルの親子にほっこり

生後2ヵ月のコトネは活発に動くようになり、最近ではシオンから少し離れた場所で遊ぶ姿も見られます。離れていてもシオンは周囲に危険がないか目を光らせており、人が近づくとすぐにコトネを抱っこするのだとか!

カナデはシオンとコトネの近くにいることが多く、シオンの毛づくろいをしたり、コトネの面倒を甲斐甲斐しく見たりとすっかりお姉さんらしく成長しています。親子3頭は観覧通路近くの池周辺で過ごすことが多いので、運がよければ間近で見られるかもしれません!

かわいい動物の赤ちゃんに癒やされる!のんほいパークへ遊びに行こう

今年から仲間入りしたアフリカタテガミヤマアラシとニホンザルの赤ちゃん。元気いっぱいに成長する姿に、笑顔になること間違いなしです!赤ちゃんに癒やされに、のんほいパークへ遊びに来てくださいね。

豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)

詳細は、公式HPをご確認ください。

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