ゾノトーン、導体に高純度無酸素銅を採用した電源ケーブル「Grandio PS-10」

前園サウンドラボは、Zonotone(ゾノトーン)ブランドから、導体素材として新たに高純度無酸素銅「C1011」を導入した3芯電源ケーブル「Grandio PS-10」を7月上旬に発売する。長さのラインナップと税込価格は以下の通り。

「Grandio PS-10」完成品は1.8mをラインナップ

・1.8m(完成品):77,000円

・切売り(1.0m):22,000円

・30m巻:660,000円

同社フラグシップに続くハイグレードライン “Grandio” シリーズに、新たに高純度無酸素銅を採用した電源ケーブル「Grandio PS-10」が追加。超高純度6NCu、純銀コートOFC、高純度無酸素銅OFC、高純度無酸素銅「C1011」の4種の素材を、独自比率によって組み合わせたハイブリッド導体を採用することで、高S/N、低歪みを実現したという。

C1011とは、JIS規格(JIS H3510)に準拠した品質基準において、無酸素銅の中で最高の導電性と熱伝導性を誇る電子管用無酸素銅のこと。同社によれば、C1011が備える空間表現性のパフォーマンスに着目し、ハイブリッド素材の一つとして導入するかたちで開発が行われたのだという。

また、マルチストランド仕上げや3芯構造などと相まって、アナログ/デジタルどちらでもバランスのとれたエネルギー感、細やかな表現力などを優位に感じられる完成度とアピールした。

ケーブルは3芯シールド+天然綿糸介在を用いた構造で、導体絶縁体には耐熱PVC、シーズにはPVC(EU-RoHS対応)、外装には防振性能を高める編み上げのオリジナルジャケットをそれぞれ採用。導体断面積は4.5sq、ケーブル外径はΦ16mmとなる。

電源・コネクタープラグ、およびインレットコネクターは安全性を重視した一体モールド型。接点部の素材は長期間の着脱に配慮し、被膜が傷つきにくいロジウムメッキを採用している。

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