【MLB】大谷翔平、不振が響き2位から4位に後退「それでもMVPの有力候補であり続ける」と公式 打者パワーランキング、1位はやはり……

MLB公式サイトは13日(日本時間14日)、最新の「打者パワーランキング」を発表。記者投票によって決定する同ランキングは、今季これで6回目。1位は絶好調のアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)で、大谷翔平投手(ドジャース)は前回2位から4位に後退した。

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■怪物ジャッジが前回に続き1位

1位に立ったのは前回に続きジャッジ。公式サイトは「絶好調ぶりを見ると議論の余地はまったくない」と主張し、満場一致での選出となった。

ジャッジは11日(同12日)のロイヤルズ戦で25号アーチを放ち、両リーグを通じてトップを独走。同サイトは「ここ44試合では打率.383/出塁率.505/長打率.922という驚異的な記録を残した。彼は序盤のスロースタートの後、OPS+は220となり、2022年に(ア・リーグ新記録となる)62本塁打を放った時の210よりも高くなっている」とし、MVPシーズンよりも好調だと伝えた。

一方、大谷は前回2位から4位に後退。原因は最近の不調(5月18日から6月9日までOPS.588)にあるが、同サイトは「それでも塁打数155はナ・リーグ1位を記録。これは注目に値する」と評価。その上で「これからも浮き沈みはあるだろうが、オオタニは手術した右肘のリハビリをしながらフルタイムのDHとして打席に立ち、依然として3度目となるMVPの有力候補であり続けている」とした。

■ヘンダーソンら若手が一気に上昇

2位はジャッジの同僚であるフアン・ソト外野手(ヤンキース)で、前回の4位から上昇。3位は前回5位だったオリオールズのガナー・ヘンダーソン内野手。21本塁打はジャッジに次ぐ全体2位で、22歳の若き才能を爆発させている。

5位は23歳のボビー・ウイットJr.内野手(ロイヤルズ)で、前回9位からジャンプアップ。現地12日時点での打率.326はア・リーグトップ。安打、得点も同1位となっており、先述したヘンダーソンとの間で勃発しているオールスター戦での先発遊撃手争いも注目されている。

6位はブライス・ハーパー内野手(フィリーズ)で前回10位からアップ。7位には前回と変わらずホセ・ラミレス内野手(ガーディアンズ)が入り、8位ムーキー・ベッツ内野手(ドジャース)は前回6位からダウン。9位にはランク外から飛び込んで来たマルセル・オズナ外野手(ブレーブス)で、10位も今季初めてランクインしたヨルダン・アルバレス外野手(アストロズ)となった。

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